COLUMN
医院のホームページは意外と読まれていない…
先生は、自院のサイトが何ページくらいあるかご存知ですか?
クリニックの平均的なサイトは、5ページ。弊社の標準サイトは12ページです。
ただ、この中で全てのページをまんべんなく読んでくれる患者さんは、ほぼ存在しません。
皆さん、「自分が興味のあること」だけを読んでいます。
ホームページでは、自分が知りたい情報だけを見て帰る
サイトに来た人の約40%は、1ページだけ見て、別のサイトに移動
一般的に、1ページだけ見て別のサイトに移動してしまう人は、40%程度が目安と言われています。
サイトに来た人の平均閲覧ページ数は、2~4ページ
全体が何ページくらいあるのかにもよりますが、
一般的には、2~4ページ程度読んで、別のサイトに移動することが多いです。
既存患者さんのサイト閲覧率は、約25%
定期的に通院している患者さんは、クリニックのことを知ったつもりになります。
ですので、改めて医院のホームページを見てくれることは減ってしまいます。
「今日やってたかな?」「予約を取ろう」という観点でホームページをご覧になり、
「どんな先生だろう?」「どんな治療ができるいいんだろう」という観点ではあまり見ていただけなくなります。
ホームページで医院のことをよく伝えたい…と思って作っても、
意外と患者さんに見ていただけていないのが現状です。
待合室で、医院が伝えたい情報を伝える
待合ナビ(デジタルサイネージ)は、来院いただいた患者さんに、
クリニックで実施している治療や検査の情報を、待ち時間にじっくりみていただくのに効果的なツールです。
新しい患者さんを呼び込むための広告や施策も大切ですが、
それ以上に、今現在クリニックに来院してくださっている患者さんに対して、
どんな医師が、どんな思いで、どんな治療や検査をしているのかを伝えることが大切だと思います。
例えば、導入したクリニックさまからのお話で、
「消化器内科」を標榜して、ホームページにも「鼻からの胃カメラ」としっかり書いてあるのに、
いつも来てくださっている患者さんから
「ここでも胃カメラできたの?先生、早く言ってよ!」
と言われた…ということがあります。
人は、自分から情報を取りに行くとき、知りたい情報しか見えません。
ぼーっとしている時、何気ない時に入ってくる情報で、「そうだった」と気づくことが多いです。
このご時世、医院のホームページを開設することは、大切です。
ただ、それ以外にも、例えば待合ナビ(デジタルサイネージ)のように、
患者さんに情報を提供する手段を持っておくことも大切ではないでしょうか。